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2019 ジャック・カシュー エ フィス / ブルゴーニュ ルージュ レ シャン ダルジャン J.CACHEUX et Fils

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2019 ジャック・カシュー エ フィス / ブルゴーニュ ルージュ レ シャン ダルジャン J.CACHEUX et Fils Bourgogne Rouge Les Champs d’Argent (写真は2018ですが2019です) 色 赤 種類 スティル ワイン 原産国 フランス 生産地方 ブルゴーニュ地方 生産地区 ブルゴーニュ ルージュ 原産地呼称 Bourgogne Rouge 格付 レジオナル 味わいコメント 単なるブルゴーニュ・ルージュながら、ヴォーヌ・ロマネ村のブドウはやはり違う。十分な樹齢と低い収量により、果実味の凝縮感が強く感じられ、上品な口当たり。 アルコール度数 12.5 甘辛 辛口 高さ×直径 8 x 30 重さ 1.35 栓種別 コルク 醸造・栽培 除梗の割合 100% 発酵(樽/タンク) 5200Lのコンクリートタンク 発酵温度 最高27~30度 発酵期間 15日間 使用酵母 自生酵母 熟成(樽【新樽率】/タンク) 20% 熟成期間 17ヶ月 マロラクティック発酵の有無 自然にアルコール発酵終了後4、5ヶ月 瓶詰め時のフィルターの有無 なし 所有面積 0.56ha 土壌 粘土石灰質 斜面の傾きは1% ぶどう品種(セパージュ) Pinot Noir 100% ぶどうの仕立て ギュイヨ・サンプル 平均樹齢 45年 密植度 10000本/ha 平均年間生産量(本数) 2500本 収穫量 38hl/ha 収穫方法 手摘み 農法 リュット・レゾネ 所在地 FRANCE BOURGOGNE VOSNE-ROMANEE 豊かな果実味のワインを得意とし、一級ラ・クロワ・ラモーの所有者。 ジャック・カシューの名前が挙がると真っ先に思い浮かぶクリマは、ヴォーヌ・ロマネ1級のラ・クロワ・ラモーであろう。 ロマネ・サン・ヴィヴァンに隣接する0.6ヘクタールのこのクリマはカシュー家のモノポールというわけではない。ほかにも2軒のドメーヌが所有するが、カシューを代表するクリマとしてよく知られている。 もともとサン・ヴィヴァン修道院の畑として、今日のロマネ・サン・ヴィヴァンに含まれていた区画であり、80年代半ばにはジャック・カシューが特級昇格をINAOに申請した経緯がある。 ラベルに見える十字架(クロワ)はこのクリマの石垣上にあり、ヴォーヌ・ロマネにある5つの十字架のなかでも一番古いものだという。 94年にジャックは引退し、現在、ドメーヌの当主は息子のパトリスが務める。眼鏡をかけた長身の彼は高校教師のような風貌で真面目一徹。クリマの特徴や樹齢などこと細かに記憶しており、それをわかりやすく説明する。 カシューが所有する畑の面積は合計6.7ha。ほとんどがヴォーヌ・ロマネだが、ニュイ・サン・ジョルジュとシャンボール・ミュジニーにも小さな区画をもつ。 村名ヴォーヌ・ロマネはクリマごとに醸造し、5つの銘柄に分かれる。それぞれが異なる個性をもっており興味深い。 ブドウ栽培はリュット・レゾネ。ブドウは完全に除梗し、ステンレスタンクを用いて醸造する。11〜15度の温度で1週間の低温マセレーションの後、自生酵母による自然発酵。その後、17ヶ月の樽熟成を施す。新樽率は村名で3分の1、一級以上は100%と高めだが、パトリスの造るワインは全体に果実の凝縮度が高いため、新樽を受け止めるには十分だ。 リッチな果実味を主体とするモダンな造りだが、各クリマの特徴を見事に引き出し、バランスはとてもよい。またベーシックなブルゴーニュやブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイでもたっぷりとした味わいがし、高い満足度を得られる。 2012年からパトリスの息子、シャルルがドメーヌに参画。 これから少しづつブドウ栽培とワイン醸造が父によって叩き込まれていくことだろう。

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