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2016 マルセル・ダイス / アルザス ゲヴュルツトラミネール
Marcel Deiss / Gewurztraminer
ダイスのゲヴュルツトラミネールは2007年ヴィンテージ以降、従来は別々に商品化されていたサン・イポリットとベルグハイムをブレンドして一本化することになりました。(サン・イポリット・・・1ha。平均樹齢30年。砂質、花崗岩質主体の軽めの乾燥土壌。酸がきりりと立ちしっかりとした構造を持つワインを生むテロワールで、特にリースリングとゲヴュルツトラミネールに向きます。これぞゲヴュルツトラミネールというような、ライチ、オレンジの花、バニラなどの芳香が特徴。ベルグハイム・・・2ha。平均樹齢30年。ドメーヌ所在地でもある地元村。粘土石灰質主体で、溶岩質、泥灰岩質、シストなどを含む複雑な土壌構成。レモンジャムのような濃密な風味が特徴です)。ダイスのゲヴュルツトラミネールは、濃厚な果実味とフレッシュな酸とのバランスが完璧で、口の中でとろけるように感じられます。「カレーにもよく合うのでぜひ試してみてください」(ジャン・ミッシェル・ダイス)。辛口。
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。現代アルザスワインの頂点を極めるジャン・ミッシェル・ダイス。アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、遂にはAOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等々)を成し遂げた、信念の男。現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けています。
「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。
TECHNICAL NOTES
所在村
Bergheim
醸造家
Jean-Michel Deiss
所有畑面積
32ha
ドメーヌ継承年
1975年
栽培における特記事項
ビオディナミ(1997年ECOCERT認証、2007年demeter認証)。クローン樹を極力使用しない
醸造における特記事項
平均収量は33hl/hl(全アルザスの平均は78.80hl/ha)。白は除梗せず、赤は約80%除梗する。天然酵母のみで発酵。赤は木製開放槽、白は大樽で発酵。シュール・リー熟成。
販売先
輸出70%(約30ヵ国)、フランス国内30%(ミシュラン3つ星約15店を含む約300軒のレストラン、パリを中心とする約40軒のワインショップ)
掲載実績のある海外メディア
「Classement」、「Guide Hachette」、「Guide Fleurus」、「Wine Advocate」、「Wine Spectator」等多数
参照できる日本のメディア
「ワイナート」第15号P16等多数
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